年末の相場高騰を検証

本日で青果市場は最終セリといい、年内最後の青果市場運営となります。

今年の後半特に年末は野菜・果物が価格が高騰し混乱となりました。

最大手青果市場業者経営トップとフジ青果の会談で本年の相場高騰要因を検証しました。

・天候不順

①10月の長雨と台風2つが日本列島に上陸し広い範囲に育成段階で影響を及ぼした。

②11月から産地の雨量が少なく生育を阻害

③12月に例年早い寒波が襲来し生育を阻害

上記の天候条件による収穫量の減少が作物に対する要因です。

・市場外取引の増加

カットキャベツ、カットサラダ、惣菜に代表される中食産業需要が殺到

相場高騰時にレタス、胡瓜、を素材のまま買うよりはカットサラダを購入したほうがコストは安くなり、売れ行きが急に伸び、カットキャベツ、惣菜、お弁当の需要が急激に伸びてしまい加工業者が従来の取引だけでは商品確保ができず、通常取引がない加工業者の注文が従来よりも増えてしまい青果市場内の特に野菜需要が増え供給が追いつかなくなった。

大きな要因は上記2点に加え年末の需要期と価格が下がらずに推移してしまったと考えられます。

年明けは天候との具合によりますが、現状よりは緩和されることを見込んでおります。

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