苦節33年

ヨーロッパで葡萄は、皮も種も丸ごと食べてしまうのが当たり前です。

日本では皮と種を出してきましたが、シャインマスカットやナガノパープルが皮ごと食べられる品種として発売され気にすることなく葡萄を食べられるようになりました。

9月~10月に多く出回るシャインマスカットは33年の開発期間を掛けて苦労して開発されました。

葡萄は乾燥した気候を好んで育ちますが、日本のように雨の多い気候では、育てるのが非常に難しく生産者泣かせな商品です。
シャインマスカットは病気に強く、皮が固いため実割れしにくいので、生産者にとって非常に作りやすく、消費者にとって種無しで皮ごと食べられる。
タブルインカムな葡萄を開発するのに33年を要した訳です。
糖度が18度を超えるシャインマスカットは一気に人気品種としての地位を築き上げました。
今では作付面積が年々増えており、秋の味覚の代表格となりました。

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