今一度、国内の農産物を考えてみる①

先月にアメリカを除く11ヶ国の環太平洋連携協定(TPP)交渉が決着しました。

日本の全貿易品目(9321品目)のうち、TPPで最終的に関税がなくなる割合は約95%となる

TPPでは関税の全面撤廃が原則であるが、日本は『米』『麦』『牛』『豚肉』『乳製品』『砂糖』の5品目を除き、農産物のほぼ全ての品目で関税がいずれゼロになる。生産者は、輸入品の急増に備える守りの対応に加え、海外で評価を得ている果物は輸出の取り組みも可能になりそうです。

1985年のプラザ合意の時に『牛肉とオレンジ』が輸入されると畜農業従事者は反発を強めたが実際は大きな消費減とはならなかった。

30年あまり経ち今回はどうだろう?

日本人は既に身につけているファストファッションに海外製の拒否反応はあまりありません。洋服や靴など海外で作られていることに抵抗は無いと言えます。

100円ショップもの製品もほぼ海外で作られている『100円で買えるんだから』

30年あまりで変わってしまったことは『made in JAPAN』でなくても構わなくなったこと。

しかし、口に入れるものに関しては『これ何処産?』と気になる方は現在たくさんいらっしゃいます。

現在と申し上げたのは、そこに未だ国内産にこだわる余裕がある場合はという現在です。

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